2018年06月28日更新
本シンポジウムは,77名もの参加を得て,基調講演とパネルディスカッションの2部構成で行われました。
基調講演では,神奈川県警察・特殊詐欺対策室長から,特殊詐欺の定義,その手口,近年の特殊詐欺の認知件数や被害金額,特殊詐欺に対する神奈川県警察の取り組みなどが報告されました。
パネルディスカッションでは,当会民暴対策委員会の佐藤裕副委員長がコーディネーターを務め,パネリストとして,神奈川県警察2名,金融機関関係者,東弁民暴対策委員会の余頃桂介弁護士が参加し,特殊詐欺の犯行手口・犯行態様,役割分担などについて検討がなされ,その予防については,警察の取り組み,金融機関における実務等が報告されたほか,実際の被害者の声もインタビューという形で報告された上で,被害回復の方法が議論されました。
振込詐欺等の特殊詐欺の被害が大きく取り上げられて久しいですが,今もその被害はなくなっておらず,むしろ増加しています。改めて特殊詐欺の卑劣さ,被害の大きさ,犯罪の実態,そして被害回復の実情について知ることで,新たな被害を生まないよう予防の意識を高めましょう。
なお,本プレシンポジウムは本年10月4日に青森県において開催される日弁連人権擁護大会のシンポジウム「組織犯罪からの被害回復~特殊詐欺事犯の違法収益を被害者の手に~」のプレシンポジウムとして開催されます。
是非、ご参加ください。
第1部 基調講演「特殊詐欺被害者の実態」
第2部 パネルディスカッション
※神奈川県弁護士会では、当イベントの内容を記録し、また成果普及に利用するため、会場での写真・映像撮影及び録音を行っております。撮影した写真・映像及び録音した内容は、当会の広報誌や書籍、DVDのほか、ホームページ、パンフレット等に使用させていただくことがあります。
PDFファイルが開きます。第61回人権擁護大会プレシンポジウム神奈川~特殊詐欺 その被害の実態と対策~ (174KB)
PDFが見られないときは
このページの先頭へ