2017年05月02日更新
憲法施行70年を記念した連続講座の第一回を開催しました。 まず、当会会員の桒野庸司弁護士の憲法条文解説があり、その後メイン講師の海渡雄一弁護士の講演がありました。 あらためて、憲法に立ち返って、共謀罪法案が内心の自由や表現の自由などを侵害する危険性等について、深く掘り下げて学ぶことができました。 共謀罪法案が衆議院を通過し参議院での審議が始まったというタイミングでの開催となり、230名もの参加者においでいただき、大変好評で有意義な時間となりました。 ご来場いただいた皆様、誠に、ありがとうございました。
国会で「テロ等準備罪」と名前を変えた「共謀罪」法案が審議されています。
「共謀罪」は,内心の自由を保障した憲法19条,刑事の適正手続を保障した31条に反するものであり,過去3回,廃案になった経緯があります。
政府は,従前の「共謀罪」とは異なる,「準備行為」が必要であるから,従前の「共謀罪」ではない,対象犯罪も「テロ対策」に必要な277に絞り込んだ,などと説明しています。
しかし,著作権法違反など「テロ」とは無関係な犯罪も対象に含まれており,更には,市民団体なども「組織犯罪集団」に一変することを認めております。「一変した」と判断するのは捜査機関です。
憲法違反の「共謀罪」の本質を学び,廃案のために声をあげましょう。
※神奈川県弁護士会では、当イベントの内容を記録し、また成果普及に利用するため、会場での写真・映像撮影及び録音を行っております。撮影した写真・映像及び録音した内容は、当会の広報誌や書籍、DVDのほか、ホームページ、パンフレット等に使用させていただくことがあります。
PDFファイルが開きます。日本国憲法施行70年記念連続講座 第1回「憲法は生きているか? 内心の自由と共謀罪」 (545KB)
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