2017年09月29日更新
憲法施行70年を記念した連続講座の第4回を開催しました。
打越 さく良 弁護士を講師に招き、なぜ24条が狙われるのか、両性の本質的平等と9条の密接な関係について、というテーマで、お話しいただきました。24条と9条という普段あまり結びつけて考えないテーマでしたので、大変新鮮で、また130名という会場にあふれるほどの参加者に恵まれ、非常に有意義なひとときでした。ご参加下さった市民の皆様、誠に、ありがとうございました。
9条に比べ、24条は憲法改正の議論の中で注目度が低い。しかし、改憲を求める動きは、長年にわたって24条を主要なターゲットとしてきた。個人の尊厳を中核とする現行憲法の基本的な考え方が家族のあり方についても貫かれることを示した24条は、個人主義を拒否し、家族・地域社会・国家という「公共」へ忠誠心を駆り立てたいと考える人たちにとって、見直さなければならない規定だからである。9条を改めるだけでは、戦争は出来ない。24条の意義と改憲をめぐる動きについて改めて考えてみたい。
※神奈川県弁護士会では、当イベントの内容を記録し、また成果普及に利用するため、会場での写真・映像撮影及び録音を行っております。撮影した写真・映像及び録音した内容は、当会の広報誌や書籍、DVDのほか、ホームページ、パンフレット等に使用させていただくことがあります。
PDFファイルが開きます。日本国憲法施行70年記念連続講座 第4回「なぜ24条が狙われるのか~両性の本質的平等と9条との密接な関係について~」 (647KB)
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