2016年03月09日更新
2016年2月29日に講演会「安保法制と抑止力の正体」を開催しました。
元内閣官房副長官補の柳澤協二さんより、3月末に施行を控えている安全保障関連法の問題点(米軍との一体化、戦争に巻き込まれる危険、自衛隊員のリスクなど)について、元防衛官僚の立場から、改めて指摘していただくとともに、戦争が起きる原因、条件について考え、そこから日本の進む道は何か(専守防衛、非戦ブランド)を明示していただきました。
当日は521名にご参加頂き、盛況のうちに終了しました。 ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。
安倍政権は平成27年9月19日未明に、長きにわたり憲法解釈として認められないとされてきた集団的自衛権の行使等を容認する安全保障関連法を成立させました。
集団的自衛権の行使が可能となることで、生じるとされる抑止力。 その中身は何なのか。そもそも、抑止力は本当に生じるのか。 また、政府が自国防衛のためと説明する集団的自衛権がかえって自国を戦争に導くのではないか。 軍事強国であるアメリカと手を組む真の狙いは何なのか。
安保法制に対する尽きることのない疑問について、長きにわたり、日本の防衛政策の中枢に関わってきた柳澤協二さんのお話を聞いて、一緒にこれからの日本の姿について考えてみませんか。 皆様のご参加をお待ちしています。
<プロフィール> 柳澤協二さん 元内閣官房副長官補 1970年東京大学法学部卒とともに防衛庁入庁、運用局長、人事教育局長、官房長、防衛研究所長を歴任。2004年から2009年まで、小泉・安倍・福田・麻生政権のもとで内閣官房副長官補として安全保障政策と危機管理を担当。現在、自衛隊を活かす・21世紀の憲法と防衛を考える会代表、国際地政学研究所理事長及び新外交イニシアチブ理事を務める。
※神奈川県弁護士会では、当イベントの内容を記録し、また成果普及に利用するため、会場での写真・映像撮影及び録音を行っております。撮影した写真・映像及び録音した内容は、当会の広報誌や書籍、DVDのほか、ホームページ、パンフレット等に使用させていただくことがあります。
PDFファイルが開きます。憲法問題シンポジウム「安保法制と抑止力の正体」 (887KB)
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