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司法修習生ページ

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【68期】"ご縁の国"からの就職活動(松江修習・男性・30代前半)

2016年01月27日更新

私は、とある事情で横浜弁護士会に就職を希望しておりました。
しかし、修習地は島根県松江であり、神奈川に来るためには飛行機に頼らざるを得ませんでした。交通費だけで往復4万円強かかってしまいます。かつ、貸与を受けている身分なので、そうそう頻繁に来ることは困難でした。それでもなんとか就職活動のために5往復ほどしましたが、決まらないままでした。
光陰矢の如しと言いますが、まさにその通りで、就職が決まらないままあっという間に月日は過ぎていきました。

修習の終盤に差し掛かったころ、横浜弁護士会の就職応援会が開かれました。今になって考えると私の運命を決めたのは就職応援会に他なりません。
私は、先輩方から、就職応援会で就職が決まる人が多いと聞いていたため、「ここで決めなければ」と気負ってしまい、会場に行くまでの道中でも、会場についてからも、さらには開会の挨拶が行われている最中も、ひどく緊張しておりました。 しかし、開会直後、私の緊張が一気に解きほぐされました。
隣にいた弁護士の方が気さくに軽く話しかけてくれたことにより、私の気負っていたガチガチの気持ちがスッと緩んだのです。私の緊張を察していたかどうかはわかりませんが、他愛もない話を軽快にしてくださり、(さらにお酒の力も手伝って)私の緊張はもはや影も形もなくなりました。その弁護士の方のおかげで他の弁護士とも緊張せずに話すことができ、情報収集や自己アピールに勤しむことができました。
なお、その最初に話しかけてくれた弁護士こそ今の所長です。

「神奈川は閉鎖的である。」とか「横浜修習でなければ神奈川で就職することはできない。」などと修習生の間ではまことしやかに囁かれておりますが、私の印象は全く異なります。
説明会や就職応援会、さらに履歴書を弁護士会に備え置いて閲覧に供してもらえる制度は、神奈川で就職したい修習生にとっては希望の光ともいえるものです。しかも、弁護士会側には、こういった会や制度を積極的に使って欲しいという気持ちが強く感じられます。また、現に横浜修習ではない私が、横浜弁護士会に入会できています。
修習生内部の噂に惑わされて、神奈川での就職活動を断念した人もいるかも知れませんが、そのような噂に惑わされないでください。門戸は広く開かれています。
 私はまだ、弁護士になったばかりではありますが、私の運命を決めた就職応援会を開いてくださった皆様の恩に報いるためにも、後輩である修習生の就職について全力でサポートしたいと思います。
この文章も修習生の就職の一助になれば幸いです。

 
 
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