2015年01月29日更新

私は、ご縁がありまして四国の香川県高松市で司法修習をしておりました。

私は神奈川での就職を強く希望していたので、修習前には、都内の大手事務所や、東京三会合同説明会に出展していた事務所には、ほとんど応募しませんでした。

修習が始めるとすぐに、高松からの就職活動を始めようと思ったのですが、神奈川県内の公募（ひまわり求人等）の事務所は少なく、公募していない事務所へアプローチしようにも、そもそも地理的に情報が全く入ってこない状況でした。

そのうちに、修習も第2クールに入り、横浜弁護士会の合同就職説明会に参加することとなりました。しかし、合同就職説明会に出展されていた事務所にいくつかエントリーするも、うまくいかず結局振り出しに戻りました。

　

しかし、神奈川での就職を諦めきれなかったので、また別の方法で就職活動を続けることにしました。

具体的に行ったのは、まず、知り合いの66期の先生から知り合いの先生を紹介してもらい、そこから事務所訪問をお願いするということでした。また、修習地の弁護士にも、神奈川で弁護士をされている知り合いの弁護士がいないかということを尋ねて、紹介をお願いすることもしてみました。

そのような形で、いろいろな先生にお話や事務所訪問等をさせていただき、そのうちに現在の事務所の兄弁と知り合うことができ、所長弁護士を紹介してもらい、10月の就職応援会が決め手となり内定をいただくことができました。

 

高松から神奈川を往復すると2万円～3万円ほどは一度に使うことになってしまい（結局全部で20～30万くらい使ったかと思います）ました。また、修習は就職活動休みを使って休まざるをえず、土日もしっかり休めないという状況になっており、今思うと、金銭的・体力的な面での負担は決して小さくなかったように思います。

横浜・東京以外の地方の修習生の方は、就職活動にあたって、地理的にも、また情報や色々な点で、不便・不利なところがあると思いますが、とにかく周りの人に相談することから道が拓けることもあるかと思います。

 

皆様のご成功をお祈りしております。