2015年01月29日更新

私は、神奈川県のロースクールに通い、横浜弁護士会の先生の方々に大変お世話になりました。そのため、ぜひとも横浜で就職したいと思っていました。

しかし、私には就学前の子どもがおり、勤務時間が限られてしまうという事情があったため、就職活動前から就職は困難を極めるだろうと覚悟していました。子育てに理解のある事務所でなければ勤務は続けられず、そのような事務所が存在するのか全く分からない状況だったからです。

修習開始後に就職活動を始めましたが、私の場合には公募での就職は難しいだろうと先輩方からアドバイスを頂いていたので、公募への応募はほとんどしませんでした。むしろ、直接私の事情を聞いていただき、理解してもらえるような縁がある事務所に巡り合えることを信じて、お世話になった弁護士や先輩の弁護士、知り合いになった弁護士の方々に相談させていただくことに力を入れました。紹介していただいた事務所へ訪問もしました。

 

このような活動状況の中で、第２クールの弁護修習先が私の就職先となりました。

私が修習先の事務所への入所を希望した理由は、初めて訪問させていただいた時に事務所の雰囲気がとてもよく「ぜひここで働きたい」と直感で感じたこと、知り合いの弁護士から「いい事務所だよ」と口々に言われたこと、修習にあたり子育ての時間に配慮していただけたことです。

当時、修習先事務所は採用募集をしていたわけではなかったので、入所は難しいだろうと感じていました。しかし、ダメでもともとだと思い、所長に「一緒に働かせてください！」と何度もお願いしました。所属弁護士の方々にも度々相談させていただきました。

更に、入所への熱意を伝えるために自発的に履歴書と職歴経歴書を持参し、子育てについても説明をして何度もお願いを繰り返しました。

本来であれば、同時に他事務所への就職活動も行うべきであったと思いますが、修習先事務所のことしか当時は考えられず、もしダメであれば次を探そうと思っていました。なかなかお返事をいただけませんでしたが、焦らずくじけずお願いし続けたところ、６月半ばに入所の許可をいただけました。本当に嬉しかったです。

 

横浜での就職は、その事務所に入所したいという熱意を伝えることもとても大切だと思います。巡って来る縁を大切にし、焦らず熱意をもって臨めば、道は開かれるのではないでしょうか。

皆様の就職活動が実り多いものとなりますようお祈りしております。