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司法修習生ページ

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【65期】相性のよい事務所に出会うために(前橋修習・男性・20代後半)

2013年03月07日更新

私の就職活動を振り返ると、自分が何をしたいのか、どう生きていきたいかを考える時間だったように思います。ポイントになる点をお話しします。

まずは、情報収集・共有です。私は進路を必ずしも実務法曹に限定していなかったこともあり、日弁連、各弁護士会、各弁護士事務所が主催する説明会のほか、省庁や民間企業の合同説明会にも参加し、幅広く情報を集めました。いわゆる業界研究・企業研究のようなものです。

私が内定をもらった事務所は、横浜弁護士会の合同就職説明会にブースを出していた事務所です。現在勤務している事務所の所長の話を直接聞いて、その姿勢に魅力を感じ、応募を決めました。皆さんも、応募する事務所の所長やその事務所の勤務弁護士と直接話をする機会を是非持ちましょう。

修習生同士の情報共有も大切です。就職は抜け駆けして決まるようなものではないので、仲間同士助け合って仲良くやりましょう。くわえて、新聞を読んで世の中の情報も収集しましょう。

次に、熱意です。多くの応募書類が殺到する中で選ばれるためには、書類から熱意が伝わる必要があります。志望動機の具体性、字の丁寧さ等、意識できることはいろいろあると思います。

採用過程で法律試験を課す事務所がありますが、これも熱意をみているのだと思います。ほかに面接だけで決まる事務所があるのに、あえて手間をかけてその事務所に応募してきた事実が、熱意の評価根拠事実になるのではないでしょうか。

最後は、相性です。書類審査を通過すると次は面接です。面接ではつい、自分をよく見せたいと思いがちですが、自分を偽るのは大変です。就職活動がストレスになりますし、その後実際に働いていくときにすれちがいが生じかねません。事務所は、同じ場所で一緒に仕事をしていく人を選んでいるわけですから、こちらも「相性をみてみよう。」くらいの気持ちで、ありのままで臨むのがよいと思います。

就職活動中は、たくさんの事務所から落とされます。今後の活躍をお祈りしますと書かれた不採用のメールをいただくこともあれば、何の反応もないところもあります。自分を否定されたような感覚を味わうかもしれませんが、自信をなくさないでください。相性が合わなかっただけなのです。暗い顔をせずに笑顔で他の事務所の面接に向かうほうが、はるかに建設的でしょう。そうすれば、時期の早い遅いはありますが、いずれ相性がいい職場に出会えるはずです。

 
 
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