2013年02月05日更新
神奈川県で生まれ育った私は、弁護士としての第一歩を是非とも地元の神奈川県で踏み出したい、との想いがありました。ところが、修習地が富山県であったこともあり、神奈川県における就職の状況や、そもそもどのような弁護士がどのような仕事をしていらっしゃるのかなど、なかなか情報を集められませんでした。神奈川県で就職希望の修習生の方には、私と同じ境遇に立たされていらっしゃる方も多いかと思います。そこで、このような方々へ向けていくつか私の経験をお話しさせていただきます。 私はまず、インターネットを使い、神奈川県内で募集のある事務所を探していました。しかし、実際にはこのような公開の募集はきわめて少ないことを知りました。 そこで、個人的な「つて」を頼りに何とかするしかないと思い、横浜修習の同期の友人を頼りました。それだけでなく、修習を通じて知り合った弁護士の方々からも、ダメ元でどなたか知っている弁護士がいないかどうか伺ってみました。 その結果、私は神奈川県内の弁護士とお会いできる機会を何度かいただき、また横浜弁護士会が10月に開催する就職応援会の情報も得ることができました。そして最終的には、この就職応援会で、現在勤務している事務所の所長と出会い、無事に就職することができました。 今思えば、とにかくどん欲に様々な人「つて」を探していくという姿勢が良かったのかな、と感じます。 弁護士というのは、人と人とのつながりが仕事にも活かされていく職業だなと日々感じています。そのためにも、色々な方と出会うのは自分の将来にとっても有意義です。みなさんには、臆することなく、知っている人にどんどん連絡をして、つながりを作って欲しいです。 私たちの世界には、しっかり礼儀をわきまえていれば、後輩から話しをうかがいたいと言われて気を悪くする方はいません。直ちに就職につながるかどうかは別として、どんどん多くの弁護士に会ってください!みなさんの成功をお祈りしております。
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