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司法修習生ページ

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【64期】就職活動において大事なこと(横浜修習・男性・30代前半)

2013年02月05日更新

神奈川県内の就職活動については、修習中に聞いた話も含めると、求人を公募している事務所は多くはなく、「いい人がいれば採用を考える」という事務所が多かったように思います。実際に修習同期の就職が内定していた時期もまちまちで、二回試験前後に決まったケースもありました。

私の就職が決まったのは、横浜弁護士会が秋(10月)に開催してくれている就職応援会で今の所長と出会い、事務所に応募したのがきっかけです。
就職応援会は、県内の事務所に就職を希望する修習生の就職活動を応援するという趣旨の企画ではありますが、実際には採用を検討している弁護士と修習生との出会いの場となっています。
採用を検討する何人かの弁護士とお話しさせていただきましたが、私は今の所長と共通する経歴・背景が多かったので当初から近しい印象を受け、応募することにしました。最終的に採用していただけたのは、共通する背景もさることながら、修習中にお世話になった弁護士の方々のお口添えがあったことが大きかったと思います。

今ふりかえって考えてみると、就職活動をするにあたって大事なことは、(1)情報を広く深く集めること、(2)自分が事務所を経営する側ならどんな人を採用したいかを考えること、(3)出会いの機会を増やすこと、の3点だと思います。

(1)情報は、どこにどんな弁護士がいてどんな仕事をしているか、採用する余地があるのか、といった一般的な情報のほかに、その弁護士がどういう方かを具体的に知ることが大事です。求人情報・履歴書や1・2回の面接で得られる情報は双方にとって極わずかですから、予め広く深く情報を収集しておくと同時に、採用側の弁護士が自分の情報を集められるように工夫しておくのも大事です。
(2)弁護士は、資格と最低限の事務用品があれば営業可能ですから、原則形態は一人で事務所を経営することであると思います。その前提に立った上で、自分で様々なコスト計算をしながら、採用する側に立ったときにどのような判断をするのが合理的かを考えることで、求められる人材がイメージできますし、そこに具体的な事務所・弁護士の情報を加味することで、アピールする点も変わってくると思います。
(3)出会わなければ採用もなにもありませんから、多くの出会いがあれば、その中に良縁が必ずあると思います。弁護士会の企画等も上手く利用して、よい出会いの数を増やしていって欲しいと思います。

 
 
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