2016年04月11日更新
2016年6月24日に「永続敗戦論―戦後日本の核心」(第3回石橋湛山賞・第12回角川財団学芸賞・第4回いける本大賞を受賞)の著者、白井聡さんを講師にお招きし、講演会「戦後日本と「平和憲法」を考える―「永続敗戦」を終わらせるために―」を開催しました。
戦後日本の歩みを振り返るという重たいテーマですが、「永続敗戦論」をわかりやすく、かつ、たいへん面白く、お話ししていただき、あっというまの2時間でした。
会場は365名の参加となり、大変有意義な時間となりました。 ご来場いただいた皆様、誠に、ありがとうございました。
憲法違反であるとの多くの声を無視し、集団的自衛権の行使を容認する安保関連法が成立し、施行されてしまいました。なぜ、このような暴挙がまかり通るのか。 『永続敗戦論-戦後日本の核心』の著者、白井聡さんは、日本が戦後、敗戦を否認し、ひたすら対米追従を深めてきたことを「永続敗戦」と呼び、「永続敗戦」こそが、今日の日本の矛盾や歪みの原因であると指摘します。 私たちは今、何を直視すべきなのか。どうすれば、この混迷から抜け出せるのか。白井聡さんの講演を通じて考えたいと思います。
<プロフィール> 白井 聡さん 早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。一橋大学大学院社会学研究科総合科学専攻博士課程単位修得退学。博士(社会学)。京都精華大学専任講師。主にロシア革命の指導者であるレーニンの政治思想をテーマとした研究を手掛けてきたが、3.11を基点に日本現代史を論じた「永続敗戦論―戦後日本の核心」を著し、第35回石橋湛山賞・第12回角川財団学芸賞・第4回いける本大賞を受賞。 著書に「未完のレーニン」(講談社、2007年)、「『物質』の蜂起を目指して」(作品社、2010年)、「『戦後』の墓碑銘」(金曜日、2015年)。
※神奈川県弁護士会では、当イベントの内容を記録し、また成果普及に利用するため、会場での写真・映像撮影及び録音を行っております。撮影した写真・映像及び録音した内容は、当会の広報誌や書籍、DVDのほか、ホームページ、パンフレット等に使用させていただくことがあります。
PDFファイルが開きます。憲法問題シンポジウム「戦後日本と「平和憲法」を考える ―「永続敗戦」を終わらせるためにー」 (400KB)
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